株式会社Beer the First ・ 株式会社kitafuku

【特集】「捨てる」を「楽しい!」に変える、横浜のクラフトビール革命
横浜を舞台に、「もったいない」を新しいワクワクに変えている2人の起業家、廃棄間近の食材をアップサイクルしてサステナブルなクラフトビールをつくる(株)Beer the First 代表取締役社長 坂本 錦一 氏(写真右)と、クラフトビールのモルト粕を混ぜ込んだ再生紙の製造開発を行う(株)kitafuku 代表取締役 松坂 匠記 氏(写真左)の対談をご紹介します。
きっかけは「もったいない」
お二人の共通点はクラフトビール。でも、アプローチは少し違います。
元食品卸売業の坂本さんは、少し傷がついただけで安く加工されてしまう食材を見て「もったいない」と感じていました。そこで、「大好きなクラフトビールと掛け合わせれば、本来の価値で届けられるのでは?」と起業を決意。「麺の端材」や「災害備蓄品」などをビールに生まれ変わらせています。
地域課題の解決を目指していた松坂さん。ある時、飲食店の食品ロスよりも、ビール作りで出る「モルト粕」の方が圧倒的に多いことを知ります。「これこそ解決すべき課題だ!」と、モルト粕を紙に変える「クラフトビールペーパー」を作り始めました。
未経験からの挑戦
実は二人とも、今の事業は未経験からのスタートでした。
松坂さんは、栄養たっぷりで腐りやすいモルト粕の扱いに大苦戦。「入れすぎると紙が作れない」「機械が壊れる」などの失敗を繰り返し、ようやく「配合率6%」というベストなバランスに辿り着きました。坂本さんも、協力してくれる醸造所を探してひたすら電話をかけ続ける日々。その熱意で職人さんと関係を築き、起業からわずか半年で最初の「パンのビール」を完成させたそうです。
エコだけど、「エゴ」にはしない
お二人が大切にしているのは、環境活動が独りよがりな「エゴ」にならないこと。
「環境にいいから買って」と押し付けるのではなく、まずはデザインやストーリーで「楽しそう!」「飲んでみたい!」と思ってもらう。そして、買った後に「実はこれ、環境にも良かったんだ」と気づいてもらうのが理想だといいます。
㈱Beer the Firstでは㈱ジェイエアとコラボし、客室乗務員さんがデザインしたビールなど、思わず手に取りたくなる商品作りをされています。
横浜から世界へ
お二人の関係は、競合ではなく「良き相談相手」。松坂さんが「本当にいい人なので」と語る通り、お互いをリスペクトし合う関係です。大企業とのコラボも積極的に進めるお二人。今後は、坂本さんは「日本素材のビールで世界進出&自社工場」、松坂さんは「アップサイクルの仕組みを全国・海外へ展開」と、横浜から世界を見据えています。
「楽しい」から始まるサステナブルな挑戦、これからも目が離せません!
(会場提供) クラフトビール醸造所併設レストラン REVO BREWING
横浜市中区海岸通5-25-3 アパホテル&リゾート横浜ベイタワー 1F





