株式会社オオスミ

●はじめに
私たちの暮らしや事業活動は、安全な水、きれいな空気、健全な土壌といった豊かな環境の上に成り立っています。しかし、その環境は目に見えない物質によって脅かされることも少なくありません。普段意識することの少ない「環境分析」という分野で、私たちの安全な暮らしを縁の下で支えている企業があります。今回、横浜市環境保全協議会広報部会は、環境分析・調査のリーディングカンパニーである株式会社オオスミ(横浜市瀬谷区)を視察しました。本レポートでは、同社の先端技術が集約された分析ラボの様子と、企業として推進するサステナビリティへの真摯な取組をご紹介します。
●株式会社オオスミの概要
㈱オオスミは、1968年(昭和43年)に創業し、現在では従業員数125名を抱える環境調査会社です。事業内容は、水質、大気、土壌の分析から、アスベスト調査、悪臭測定、マイクロプラスチック分析、さらには省エネ診断まで、環境に関する幅広い分野を網羅しています。特筆すべきは、そのほとんどの分析を自社内に保有するラボで一貫して行える体制を構築している点です。


取引先はスーパーゼネコンをはじめ、建設コンサルタント、製造業、そして神奈川県や横浜市などの地方公共団体と多岐にわたります。社会的に注目を集めた首都圏の大規模プロジェクトにおいて、5年間にわたり土壌汚染調査に携わった実績は、同社の高い技術力と信頼性を物語っています。
また、「環境を扱う会社だからこそ、自らが見本とならなければならない」という強い信念のもと、サステナビリティ経営を積極的に推進しています。本社では、屋上に設置した太陽光パネルと、自然エネルギー由来の電力会社への切り替えにより、電力の再生可能エネルギー100%(RE100)を達成しました。今後は、本社だけでなく他の事務所や支店を含め、会社全体で再生可能エネルギーの利用を進めていく予定とのことです。さらに、社員の環境意識向上のため、全社員のeco検定取得を目指す取組(現在達成率89.2%)や、NPO法人と連携した大岡川の水質検査を無償で行うプロボノ活動など、地域社会への貢献も続けています。

●この後は先端技術が集約する分析ラボ見学レポート!